ステップ⑤五感のコントロール | 感覚に振り回されない強さ

感覚の対象から心を引き戻して一つの事に集中すること。五感を通して取り込んだ外の情報に引っ張られる心を引き戻し、瞑想に向かいます。

もし考えでいっぱいで瞑想に集中できないと感じた時は一度瞑想をやめ、テレビのスクーンごしに見ているかのように自分の心を傍観してみてください。いつまでも終わらないかのように見えますが、ただ待って見つめることでだんだんと現れてくる考えの数が減ってきます。 感覚に振り回されるのではなく、常に自分で感覚をコントロールするように意識してみてください。

ステップ⑥瞑想1 | 集中

瞑想のファーストステップ。一つの対象に心を集中させることで瞑想の前に集中力を高めます。他の考えが湧いてきたら、また自分の意思で元の対象に意識を戻すことを繰り返します。

ポイントは体のある1ヶ所に集中することです。体の中心である丹田を意識するとその上にある横隔膜の動きが大きくなり(腹式呼吸)、呼吸も深くなります。

この練習によって、はっきりしたり、ぼやけたりしていた瞑想の対象が徐々に鮮明となり、集中できる時間も伸びてきます。

ステップ⑦瞑想2 | 集中が継続している状態

心が他のものに動くことなく、ある程度の時間一つの対象に集中している状態。ポットから水をそそぎ入れる時のように途切れ途切れだった集中が、油やはちみつを注ぐ時のように、集中の流れがなめらかになり、途切れなくなります。

最初は1,2分集中することを目指し、48分間集中を続けられるとSTEP2の完成と言われています。

ステップ⑧瞑想3 | 深い瞑想状態(心の静寂)

1.瞑想をする人(瞑想しようと決めている自分)

2.瞑想の対象(考えを定める対象)

3.考えの動き(瞑想の対象を観ようとする考え)

の3つの要素が1つの意識につながる時、深い瞑想が始まります。認識と対象・世界と自分。考えや概念で区切っていた区別がなくなり、一つに全てがつながること。この状態が瞑想の最終段階で、心の静寂が訪れます。

パタンジャリ先生
生きるゴールを見据え、深く考え、生き方の全てをヨガにすることができるのじゃ

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