なぜ人は悩むのか。考えの5つの機能を理解する

私たちに正しい知識や理解を与えてくれる「考え」ですが、時に誤った認識から誤解を生んでしまうこともあります。今回はヨーガスートラ(ヨガの取扱説明書)に基づいた「考えの5つの機能」についてご紹介していきます。

悩みにつながる考えの機能を知り、正しい解決方法で事実を見極めることも可能になります!

こんな方にオススメ
  • 自分の考えについて知りたい
  • 不安が多い
  • 自分を客観的にみたい
  • 悩みの解決方法を知りたい

悩みにならない考え、悩みになる考え

考えには悩みになる考えと、悩みにならない考えがあるといわれています。考えの機能別に分類したのが下記の表です。悩みになる考えは正しい知識によって解決することができます。事実とは何かを知ることで、間違いや迷い・想像は無くなります。

それでは、考えの5つの機能について項目ごとに詳しくみていきましょう!

機能①.知覚・認識

今あること、ありのままのことをそのまま知ること。知覚、認識し、理解を助ける機能です。

知るための3つの方法

方法①知覚(感覚) = 五感で認識することによって知る

見ること・嗅ぐこと・聞くこと・味わうこと・触ることで事実を知る

方法②推測(考え) = 五感で認識した情報をもとに推測して知る

「〇〇だから、こうではないだろうか」という考え。自分なりの観方や誤解が生まれやすい。

方法③学び=聖典や経典に記された知識を読んで知る

人の知覚や推測では知ることのできない範囲にある知識を、聖典や経典などの普遍的な真理について書かれたものによって知ること。

パタンジャリ先生
「正しい知識」は悩みにつながる考えを解決することができるのじゃ

機能②.眠り

考えや感情、夢を見ずに何も考えていない状態が「眠り」です。夢を見ている浅い眠りの段階は含まれません。目が覚めたあと「ぐっすり寝た〜」と知ることができるのは、本来の自分の姿である「常に観ている意識」が寝ている間も自分に起こっていることを客観的に観ているからなのです。

眠りは私たちを悩ませることはなく、深い眠りについている時は自由な本来の自分の姿でいられるので幸せを感じることができます。

パタンジャリ先生
眠ることで本来の自分に、戻り満ち足りた気持ちになることができるのじゃ
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