「生き方を変える!ヨガの8ステップ」1つ目は、5つの気をつけるべきことです。
ついついしてしまいがちな、あまり良くない習慣や癖、考え方を見直し、いつも心をスッキリさせておくための練習です。自分でも良くないな、と思うことをしたとき、心は晴れません。反省し、後悔し、自分を嫌いになり、自己否定で心が曇ってしまいます。この5つを守ることで、きちんと毎日を過ごして常に心を晴れやかに、澄み切った状態にしておくことができます。
- 反省や後悔ばかりしているなと感じる
- なぜか後ろめたい気持ちを抱えている
- 心晴れやかに毎日を過ごしたい
5つの気をつけるべきことはこちら!
5つの気をつけるべきこと | 詳細 |
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①暴力的な言動を慎む | 言葉や心においても傷つけないようにする |
②嘘をつかない | 言葉だけではなく「心と言葉と行動」を一致させる |
③盗まない | 誰かのものや時間を勝手に使ったり、盗んだりしない |
④規律正しく生活する | 自分が今何にエネルギーを使うべきかを考えて行動する |
⑤抱え込まない | 自分にとって必要なものだけを持ち、無駄なものを持たなくする |
それでは5つの気をつけるべきことの項目を一つずつみていきましょう!
1.暴力的な言動を慎むこと
「暴力的な言動を慎むこと」を守り続けると、周りの人の敵意がなくなると言われています。その人の強さや、優しさに周りの人が影響を受け、思わず心が安らいでしまいます。
ヨガの中でも最初のステップとしてとても大切です。自分の中にある暴力的な要素がある限り心が落ち着くことはありません。
自分が行う暴力も、誰かにさせることも、他人の暴力を見て見ぬ振りをすることも
全てが暴力のカテゴリーに含まれます。
暴力的というと殴ったり、蹴ったりなどの暴力をイメージしがちですが、「傷つけない」という考えにまで広げれば、言葉や心においても傷つけてはいけないということになります。
”暴力的な言動を慎む”の例外的なケース
■人間が生きるために必要な時
食事をするとき私たちはお肉や野菜をいただきます。日常的には小さな虫を気づかないうちに殺してしまっている場合もあるかもしれません。私たち人間は何も殺さずに生きていくことはできません。しかし大事なことは「生きるために食べるのであって、食べるために生きているのではない」をいうことを忘れないことです。生きるためにどれだけ必要なのかということも自分で見極めることが大切です。
■暴力的な行動から身を守るとき
暴力的な行動から身を守るために止むをえず行う暴力は例外です。
2.嘘をつかないこと
「嘘をつかないこと」を守り続けると、その人の発言すべてが本当のことになると言われています。
嘘をつかないということは、言葉だけではなく「心と言葉と行動を一致させる」という意味です。心で考えることと、言葉の内容と行動が矛盾していたのであればそれも嘘になります。
・2つの意味を持つ言葉(ダブルミーニング)を意図的に使う なども嘘に含まれるんじゃ
悪気のない嘘や、無意識のうちについてしまう嘘にも意識を向けたいと思う場合は、「本当はどう思っているんだろう」と、自分の考えと行動をよく観て(意識してみる)あげる必要があります。瞑想を始める前の数分間、座りながら内観の時間をもつのもオススメです。
”嘘をつかない”の例外的なケース
本当のことを言うと他人を傷つけるのが分かっている場合は、何も言わないほうが良いことや、避けるという選択をしたほうが良いこともあります。