ステップ2 | 集中が継続している状態

心が他のものに動くことなく、ある程度の時間一つの対象に集中している状態。途切れ途切れだった集中が、油やはちみつを注ぐ時のように、集中の流れがなめらかになり、途切れなくなります。このステップ2がヨガでは瞑想と呼ばれている段階です。

瞑想中に起こる心の浄化

瞑想を始めると、最初は雑念がたくさん出てくると思います。それは決していけないことではなく、心が浄化されていっているという証拠です。その出てきた考えに対して、反応するのではなく、「空の雲が動いているように」考えを眺めていると徐々に雑念が消え、瞑想がはじまります。

瞑想のポイント

体に対する意識がなくなるくらいの集中状態です。最初は1,2分雑念なく集中できる状態を目指しましょう。

瞑想の効果

瞑想は起きている事実に対してありのままを観る目を養います。そしてその事実に対していちいち反応しない心の練習でもあります。瞑想によって、リラックスした心の状態を日常生活でもキープできるようになります。

ステップ3 | 深い瞑想状態(心の静寂)

認識と対象・世界と自分。そういった考えや概念で区切っていた区別がなくなり、全てが一つに繋がること。この状態が瞑想の最終段階で、深い瞑想といわれています。

深い瞑想のポイント

1.瞑想をする人(瞑想しようと決めている自分)

2.瞑想の対象(考えを定める対象)

3.考えの動き(瞑想の対象を観ようとする考え)

の3つの要素が1つの意識につながる時、深い瞑想が始まります。

深い瞑想の効果

この深い瞑想状態(心の静寂)は、一度体験したから終わりではなく、何度も体験することで、心が整い、揺るぎない自分を確立していくことができます。そうするとヨガの1ステップ目の「行ってはいけない5つのこと」にあるような非暴力や盗まないことなどを日常生活の中で、ラクに行えるようになっていきます!

パタンジャリ先生
このステップ3を何度も繰り返し体験し、悩みの種がなくなった状態こそがヨガのゴールじゃ!

ポイント▶︎瞑想は「集中→集中の継続→心の静寂」のステップで深まる

\瞑想についてはこちらの記事もおすすめ/

おすすめの記事